溶接の依頼や価格の質問を受付!溶接のメリット・デメリットと金属・アルミの溶接について解説

溶接加工を行う場合、溶接に向いている素材なのか、組み合わせに問題はないか、価格面などを考慮したうえで依頼することが重要です。こちらでは、溶接加工のメリット・デメリット、金属・アルミの溶接について解説します。

強度の高い接合が大きなメリット!溶接を依頼するメリット・デメリットとは?

溶接屋に依頼するメリット・デメリットとは?

溶接加工には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

溶接のメリット

  • 強度があり信頼性が高い
  • 気密性、水密性、油密性を得やすい
  • 材料が不要なため、コストカットできる
  • 製品の重量を軽減できる
  • 製作時間が短いため、工数削減ができる
  • 作業時の騒音が少ない

溶接のデメリット

  • 材料によって、溶接部分が脆くなったり割れたりする
  • 用途や材質によって、脆性破壊のリスクがある
  • 溶接部の強度は作業者の技量によって変わる
  • 品質を保つため、技量や施工管理のコストがかかる

溶接加工を行う際は他の接合法のメリット・デメリットを比較し、適しているかどうかを判断しましょう。

溶接できる金属の種類と異種金属溶接について

溶接によるメリットは多く、鉄やステンレスなど大抵の金属は溶接できます。同じ金属同士を溶接加工するのは比較的容易ですが、異なる金属同士の溶接加工には熟練の技術が必要です。異種金属溶接に高いスキルが求められる理由は以下の通りです。

電蝕が発生するため

錆びにくい貴金属と錆びやすい卑金属を接合したのち、水などに接触して電気が発生すると腐食劣化します。電位差が大きいほど電蝕が発生しやすいため、アルミとステンレスを接触させると腐食の危険性が大きいです。

熱伝導率や融点の差があるため

熱伝導率や融点の差があることも問題です。一方の金属はまだ溶解していないのに、もう一方は溶け過ぎてしまうなどの違いが発生すると、上手くつなぎ合わせられません。見た目はしっかりと溶接できているように見えても、繋ぎ目部分の強度が弱いと様々なトラブルが起こります。

溶接加工は金属それぞれの性質を把握したうえで、適切な加工をする必要があるのです。

アルミの溶接は依頼できる!

アルミは板金ができないといわれており、「溶接もできないのでは?」と思う方もいらっしゃいますが、アルミの溶接は可能です。ただし、アルミと鉄の溶接はかなり難しい加工となります。理由は、アルミと鉄の融点や熱伝導率の大きな差です。アルミの融点は約600度ですが、鉄は約1500度とかなり開きがあるため、熱を加えても溶け出すタイミングが異なります。上手く接合ができず、不安定な金属間化合物が形成されてしまい、わずかな衝撃でも割れやすくなるのです。アルミと鉄は水と油のような関係に近いため、溶接加工はあまり向いていません。しかし、摩擦撹拌溶接なら溶接加工は可能なので、どうしても溶接したいというときは検討をおすすめします。

溶接屋に溶接を依頼する前に確認したい加工素材の選び方

溶接を依頼する前に確認したい加工素材の選び方

溶接依頼の前に重要なのは加工素材選びです。

目的で選ぶ

素材によってそれぞれ特性が異なります。どんな機能がほしいか、どんなシーンで使用するのか、目的を考えて素材を選びましょう。

  • 強度が高い:鉄
  • 電気抵抗が少ない:銅合金
  • 耐食性が高い:ステンレス
  • 熱伝導率が高い:アルミ合金・銅合金
  • 軽量:アルミ合金
  • 耐熱性が高い:ニッケル合金

コストで選ぶ

溶接加工を依頼する際、費用が気になるものです。例えば、価格を重視したいときは鉄系の合金がおすすめです。ステンレス・アルミ合金・銅合金はコストが少し上がるものの、鉄の腐食を防ぐための後処理費用を考えると、それほど費用が変わらない場合もあります。素材の中で最も高価なものは、ニッケル合金やチタン合金です。素材に応じて費用は変わるため、それぞれの価格を踏まえて選ぶこともポイントといえます。

被削性で選ぶ

被削性が高いほど削りやすい素材です。被削性が低いと加工が難しく完成までに時間がかかるため、工賃が高くなることも少なくありません。被削性の高さはコストを抑えるポイントとしても重要です。溶接加工で使用される主な素材の中でアルミ合金が最も削りやすく、銅合金、鉄合金、ステンレスの順で続いていきます。

精密溶接のご依頼ならウェルテック舎へ!価格などのご質問もお気軽に

溶接を依頼する際の業者選びで大切なのは、いかに要望通りに確実な仕事をするかです。ウェルテック舎は創業以来50年にわたり、お客様のご要望に沿った高品質な溶接加工を提供しています。対応力の高さがストロングポイントであり、他社で断られた精密加工の案件や部品制作などのご依頼も承ります。溶接の技術に自信がありますので、神奈川で溶接屋をお探しの方、精密溶接に対応する業者に溶接を依頼したい方はお気軽にお問い合わせください。サービス内容や価格などに関するご質問にも、丁寧にお答えします。

溶接の業者に相談したい方は溶接屋「ウェルテック舎」をぜひともご利用ください!

会社名 株式会社ウェルテック舎
代表者 代表取締役 居村 登行
資本金 1,000万円
住所 〒224-0053 神奈川県横浜市都筑区池辺町4005
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事業内容
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  • ●エンジニアリングサポート
  • ●特殊加工技術の提供
主な設備
  • ●レーザー溶接機(芝浦エレテックLAY-822SXC-34H)
  • ●レーザー溶接機(東芝LAY-600-A)
  • ●プラズマ溶接機(ナストーアDRI-400HP-1)
  • ●TIG溶接機(ダイヘン マイクロティグ):2機
  • ●TIG溶接機(ダイヘンAVP-300)
  • ●マイクロスポット溶接機(SEIWA SW-6)
  • ●スポット溶接機(松下電器産業YG-508SP)
  • ●ワイヤーEDM(Seibu M500)
  • ●35tプレス(WASINO PUX35)
  • ●その他、自社設計ベルト用圧延機、ビードローラー等

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