溶接屋にすべてお任せ!溶接が必要な場面・溶接方法の分類・溶接姿勢・特性とは?

溶接が必要になった場合、溶接屋に依頼する前に押さえておきたい情報がいくつかあります。こちらでは、溶接屋への依頼が必要な場面、溶接方法の分類や溶接姿勢、アルミ材質・鉄の特性などについて解説します。

溶接屋への依頼が必要な場面は主に2つ

溶接屋へ依頼をする必要がある代表的な2つの場面

溶接屋への依頼が必要な場面は、主に「一般機械の現場」と「建設現場」が挙げられます。それぞれどのような場面なのかを具体的に紹介します。

一般機械の現場

一般機械の製造現場では溶接の技術が欠かせません。一般機械である自動車や重電機などは、製造工場内で部品の溶接が行われるのが一般的です。このような場所で取り扱われる部材はそれほど大きくなく、各部材ごとに溶接され、組立の工程を経て輸送されます。

建設現場

建設現場での溶接は、一般機械の現場に比べて大きい部材の溶接が必要です。そのため、より複雑な溶接技術を必要とします。また、扱う部材が大きいことから、プレス機による圧接ではなく、融接やろう接による溶接の割合が高くなります。

場面に応じて求める溶接技術は異なります。現場に適した溶接でお悩みの際は、溶接屋に相談することをおすすめします。ウェルテック舎は幅広い業界の溶接に対応できる溶接屋です。50年以上にわたり培ってきた経験・ノウハウを活かして、ご要望に沿った溶接をご提供しますので、お気軽にご依頼ください。

溶接方法の分類について

溶接屋の溶接方法は、「機械的接合法」と「冶金的接合法」に分類されます。

機械的接合法

機械的接合法とは、機械的に金属を接合する方法です。具体的には、ボルトやナットなどを利用して接合する方法を意味します。他にも、リベット接合・折り込み・巻き締め・ねじ込みなどがあります。

冶金的接合法

冶金的接合法は、原子間引力を利用して金属を接合する方法です。次の3つに分類できます。

圧接法
  • 加熱した金属に圧力を加えて接合する方法
  • 鍛接法や抵抗溶接法、ガス圧接法などの種類がある
ろう接法
  • 金属と金属の間にハンダ、ろうを加えて接合する方法
  • トーチろう付法や炉中ろう接法、電気ろう接法などの種類がある
融接法
  • 金属と金属の溶接部を加熱して融接し接合する方法
  • アーク溶接法やテルミット溶接法、ガス溶接法などの種類がある

それぞれメリット・デメリットがあるため、接合の条件や使用する材料などに合う方法を選ぶことで作業を効率的に進められます。

溶接姿勢の種類とは?

溶接屋が解説・溶接姿勢の種類

溶接姿勢とはその名の通り、溶接作業を行う際の姿勢です。溶接姿勢は4つの種類に分類でき、それぞれ特徴があります。

下向き姿勢

下向き姿勢は基本となる溶接姿勢です。顔を下に向けた姿勢で溶接を行います。技術的に最も楽な姿勢なので溶け込みや運棒が安定しやすく、溶け落ちがないのが特徴です。

立向き姿勢

立向き姿勢は「カチ上げ」とも呼ばれます。下から上に溶接を行うときに多く見られる姿勢です。下向き姿勢と比較して安定した運棒が難しく、熟練した技術が必要です。深い開先部を溶接する場合などに有効です。上から下に流す溶接の場合、運棒が遅いとビードが流れ落ちるため、重要な溶接部の作業には向いていませんが、現場の状況によっては採用される場合もあります。

横向き姿勢

左から右または右から左の進行方向に溶接を行う際の姿勢です。ビード上端はアンダーカット、下端はオーバーラップになりやすいという特徴があります。多層盛りのケースではなるべくオーバーラップさせないよう、層を重ねるテクニックが必要です。

上向き姿勢

上向き姿勢は、顔を上に向けた状態で行う溶接姿勢です。天井を溶接するような姿勢になり、溶接方法によって難易度が異なります。TIG溶接であれば上向き姿勢でも溶接は安易にできますが、半自動溶接や被服アーク溶接の場合はかなりの技術を要します。

アルミ材質・鉄の特性とは?

アルミ材質の特性

代表的なアルミ材質をご紹介します。

純アルミ系
  • 加工性、表面処理性、耐食性、溶接性、電気伝導性、熱伝導性に優れている
  • アルミ合金の中で最も耐食性に優れている
  • 強度は低く、構造材には適さない
  • 純度が低くなるほど強度は少しずつ高まる
  • 赤外線の反射能がとても高い
Al Cu系-1
  • 切削性を高めた材質で、高速の切削加工にも対応できる
  • 強度は高いものの、耐食性やアルマイト性に劣る
Al Cu系-2
  • 鋼材と同レベルの強度を持ち、鋳造もできる
  • ジュラルミンとも呼ばれ、切削性に優れている
  • 耐食性に劣るので防食処理を必要とし、溶接性も劣る

鉄の特性

鉄とは、一般的にFeのほか2%以下の炭素を含んだ鉄の合金ことで、鋼または鉄鋼と呼ばれます。炭素の含有量によって呼び名が変わります。炭素の量が増えると硬さや対磨耗性が増しますが、その分割れやすく、錆びやすいという特徴があります。炭素の量が減ると、柔らかく粘りのある材質になることが特性です。また、鉄は炭素だけでなく、他の金属元素を加えたり熱処理することで硬さや性質を調整できるというメリットもあります。炭素を主とする炭素鋼、炭素以外のマンガン・ニッケルなどの金属元素を加えた合金鋼などが挙げられます。さらに、特殊鋼は特殊な強度を要する場面で重宝されています。

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溶接は状況に応じて品質が左右されます。高品質な溶接をご希望の際は、溶接屋に相談しましょう。ウェルテック舎では、迅速・丁寧な対応を心がける溶接屋です。多彩な対応力でお客様の様々なニーズにも柔軟にお応えすることができます。他社で断られた案件についてもまずはご相談ください。

溶接屋への依頼が必要なら神奈川の施工業者 ウェルテック舎

会社名 株式会社ウェルテック舎
代表者 代表取締役 居村 登行
資本金 1,000万円
住所 〒224-0053 神奈川県横浜市都筑区池辺町4005
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メールアドレス info@weltec.jp
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事業内容
  • ●ステンレス鋼に関する精密接合
  • ●スチールベルトの製造・販売・コンサルティング
  • ●スチールベルトの現場出張作業
  • ●エンジニアリングサポート
  • ●特殊加工技術の提供
主な設備
  • ●レーザー溶接機(芝浦エレテックLAY-822SXC-34H)
  • ●レーザー溶接機(東芝LAY-600-A)
  • ●プラズマ溶接機(ナストーアDRI-400HP-1)
  • ●TIG溶接機(ダイヘン マイクロティグ):2機
  • ●TIG溶接機(ダイヘンAVP-300)
  • ●マイクロスポット溶接機(SEIWA SW-6)
  • ●スポット溶接機(松下電器産業YG-508SP)
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