【出張溶接】溶接加工の意味や種類・強度・必要な資格

【出張溶接】溶接の種類・強度・必要な資格は?

金属を精密に接合するためには、溶接の技術が必要となります。溶接にはアーク溶接やレーザー溶接をはじめとした様々な方法があるので、その技術の違いを知っておきましょう。溶接の仕事を行う際には専門の資格が必要となることがあります。安全に溶接作業を行うためにも、適切な資格を取得した業者を選びたいものです。

こちらでは精密溶接の実績が豊富で、各エリアへの出張依頼も承っているウェルテック舎が、溶接加工技術の種類と必要となる資格について詳しくご紹介いたします。

レーザー溶接を依頼するなら、幅広いエリアに対応できる実績豊富な業者に料金見積もりを依頼することも大切です。ぜひ参考にしてください。

【出張溶接ならウェルテック舎】溶接加工についての基礎知識

溶接は各種工業分野において欠かせない加工技術です。現在使われている溶接の方法には60種類以上という数多くの種類があり、それぞれに原理が異なっています。溶接をするときには母材の性質や状態を確認し、最適な溶接法を選択する必要があります。

こちらではまず、業者にレーザー溶接や料金見積もりを依頼する前に、溶接加工の基礎知識と種類について詳しく見ていきましょう。

【出張溶接の相談】溶接加工とは

溶接加工

金属同士を接合させるために用いられる技術を、溶接加工といいます。

金属をつなぎ合わせる方法は、溶接だけではありません。身近なものではネジによる固定や接着などが挙げられるでしょう。これらと比較すると、溶接は強度の高さが自慢です。また、ネジで固定しようとするとネジ穴を作る必要がありますが、溶接にはわざわざ何かを施しておく必要がありません。

あまり馴染みのない人にとっては、溶接といえばマスクで顔を守りながら火花を散らして行う作業だと思われがちです。このように、火花を散らして行うような溶接作業は、アーク溶接といいます。溶接には、この他にも多くの方法があります。電子工作の中で使用されるはんだ付けも、溶接の一種です。

溶接は、鉄材の他にアルミニウムやチタンといった様々な金属の接続で活用されます。金属の種類の他、厚さや形状により最適な溶接の方法は違ってきます。十分な強度を確保するためには、母材の状態を伺いながらベストな方法を選ぶことが大切です。

多くの溶接では、接合部を熱で溶かした上で融接させるという方法が用いられます。場合によっては接合部に溶化材料を加えて溶かし固めるような技術を使うこともあります。また、圧力によって金属を接合させる圧接という技術が使われることも多いです。

【出張溶接の相談】溶接の種類

出張溶接

溶接には以下のような種類があります。

1.アーク溶接

アーク溶接は母材を液相(溶融)の状態で接合する代表的な融接方法です。

アーク溶接では、アークの放電現象によって発生したアーク熱を活用して溶接していきます。強い光を伴うアーク放電現象は局所的に高温になるため、質の高い溶接が可能となります。

アーク溶接の中でも、溶加材を自動的に供給しながら溶接を行うものを半自動アーク溶接と呼びます。また、手動で溶加材を供給する方法は、被覆アーク溶接と呼ばれます。

アーク溶接のうち、マグ溶接やミグ溶接は溶融電極式と呼ばれています。マグ溶接にはシールドガスに不活性ガスなどを組み合わせた混合ガスを、ミグ溶接には不活性ガスを使用します。

また、非溶融電極式に分類されるアーク溶接には、ティグ溶接やプラズマ溶接という方法もあります。ティグ溶接は電極棒にタングステンを使用する方法で、ステンレスやアルミの接合によく用いられます。プラズマ溶接とは、プラズマガスとプラズマアークを使用する溶接のことを指します。

2.ガス溶接

ガス溶接では可燃性ガスの燃焼によって溶接を行います。接続には多少の時間がかかり、また機械の取り扱いには専門の免許が必要となるため、取り入れている現場は少ないのが実情です。

とはいえガス溶接には薄板でも問題なく溶接できるという良さもあります。また、溶接不良が起きにくいのもガス溶接の特徴です。

3.レーザー溶接

融接のうち、光エネルギーを用いたものをレーザー溶接と呼びます。

レーザー溶接は溶接面がきれいに仕上がるなど高品質な溶接ができるという魅力があります。また、違う種類の金属であっても精密に溶接でき、溶接面がきれいに仕上がりやすいのがレーザー溶接の強みです。とはいえ、レーザー溶接はアーク溶接と比べると料金はやや高価です。

4.抵抗溶接

抵抗溶接とは、接合する母材を重ね合わせて電流を流し、その抵抗熱により溶接を行う方法です。抵抗溶接は他と比べて容易に溶接できる方法なので、大量生産をしたいときに向いています。

抵抗溶接の中でも、薄板を短時間で溶接する方法をスポット溶接と呼びます。スポット溶接は点で圧力をかけて溶接するため、溶接後には点の形の溶接跡が残ります。

また、溶接ナット(ウェルドナット)を使ったプロジェクション溶接と呼ばれる抵抗溶接の方法もよく使われます。抵抗溶接には他にもフラッシュ溶接やアプセット溶接、シーム溶接など多くの種類があります。

5.ろう付け(ろう接)

ろう接とは、母材を溶かすのではなく、溶化剤を接合面の間に行き渡らせた状態で固める加工法です。中でも工業用に使われるのは、融点450度以上のろうを使うろう付けです。

なお、融点450度未満の軟ろうを使ったろう接ははんだ付けに分類されます。

【出張溶接ならウェルテック舎】強度比較と必要な資格

溶接を行うときには溶接強度を意識したいものです。強度が低い状態で製品を仕上げると破損等の不具合が起きやすくなるので十分気をつけましょう。

溶接作業に携わるときには資格の取得が必要となることがあります。溶接の資格は方法によって細かく分けられているので、実際の業務で必要となる技術を選んで資格を取得します。

こちらでは、溶接に必要となる資格についてもチェックしていきましょう。

レーザー溶接の依頼時は、料金見積もりだけでなく資格について比較することも大切です。業者に料金見積もりを依頼する前に、あらかじめ確認しておきましょう。

【出張溶接の相談】溶接における強度

溶接で火花が散っている様子

溶接における強度とは、母材の材質や板厚、そして形状によって左右されるため、溶接の方法によって異なるポイントを挙げるのは容易ではありません。溶接の強度において重要なのが、溶け込み深さです。

側から見ると違いがないように見える溶接でも、母材の内部にどれくらい溶け込んでいるかによって、強度は大きく変わってきます。

あまり溶け込んでいない状態で、かつ連続的に溶接が行えていないと、溶け込みが十分な溶接と比較して強度は弱くなります。

溶け込みの深さは、溶接の方法の違いや作業の中の異なるポイントなどによって変わってきます。中でも、厚板を溶接する際は深くまで溶け込むようにしなければ強度が落ちてしまいます。

【出張溶接の相談】溶接の資格

資格とおもちゃ

溶接の業務に必要な資格には、以下のようなものが挙げられます。

1.アーク溶接作業者

アーク溶接作業者の資格は正式には「アーク溶接等の業務に係る特別教育」と呼ばれます。

資格は学科と実技で3日間21時間の講習を受けることで取得できます。アーク溶接は自動車工場や鉄工所、建設業など多くの分野で活用できるため、溶接の仕事を始める際には取得しておきたい資格です。

2.ガス溶接技能者

ガス溶接をするのであれば、ガス溶接技能者の資格取得が必要です。

ガス溶接技能者の資格は、合計13時間の学科講習と実技講習を受けることによって取得できます。試験内容の難易度はそれほど高くなく、溶接の方法を理解していればほとんどの人が合格できます。

3.ガス溶接作業主任者

ガス溶接作業主任者とは、ガス溶接作業の指導や管理をするときに必要となる資格です。ガス溶接を実務で3年以上経験している人が筆記試験に合格すれば取得できます。試験ではガス溶接の基本的な知識の他、関係法令やアセチレン溶接装置の知識などが問われます。

4.ボイラー溶接士

ボイラー溶接士の資格は普通ボイラー溶接士と特別ボイラー溶接士の2種類に分かれており、いずれも国家資格です。資格取得のためには、学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。

ボイラー溶接士の資格を取得すれば、ボイラー工場や発電所で働くことができます。ボイラー溶接は少しのミスが重大な事故を招くおそれがあるため、試験の難易度は高めとなっています。

5.溶接管理技術者

溶接管理技術者は、溶接業務を総合的に管理する技術者のための資格です。資格には特別級と1級、2級の3種類があり、それぞれ筆記試験と口述試験によって判定されます。

6.溶接作業指導者

溶接作業指導者は溶接実務の管理と指導を行える資格で、講習会と試験を受けることで取得できます。

7.その他の溶接資格

溶接の資格は種類ごとに細かく分類されています。紹介した資格以外にも半自動溶接やステンレス鋼溶接、すみ肉溶接、チタン溶接、プラスチック溶接、アルミニウム溶接、銀ろう付、石油工業溶接といった資格があります。

全国エリアに出張溶接対応!料金見積もりは実績多数のウェルテック舎へ

溶接加工にはアーク溶接やレーザー溶接など多くの種類があるため、状況に応じて最適な溶接方法を選ぶことが大切です。

溶接を専門業者に依頼するときには、専門資格を有していて確かな実績のある技術者を選びましょう。レーザー溶接業者によっては、様々なエリアでの出張に対応している場合もあります。1つのエリアに縛られず、様々な業者を比較するとよいでしょう。

低料金でレーザー溶接を承っているウェルテック舎では、溶接の豊富な実績を持つ技術者が、各エリアへの出張溶接のご依頼に応じております。確かな実績のもと、レーザー溶接をはじめとした各種溶接に対応できますので、まずは料金見積もりをお試しください。

溶接屋への依頼が必要になったときは、ウェルテック舎までお問い合わせください!

会社名 株式会社ウェルテック舎
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  • ●TIG溶接機(ダイヘン マイクロティグ):2機
  • ●TIG溶接機(ダイヘンAVP-300)
  • ●マイクロスポット溶接機(SEIWA SW-6)
  • ●スポット溶接機(松下電器産業YG-508SP)
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